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第3類 自然発火性物質及び禁水性物質 テキスト2-3 物質別詳細

アルキルアルミニウム(指定数量10Kg)

アルキルアルミニウム

4種類ほどありますが、覚えなくても大丈夫です。

形状

固体または液体

性質

空気に触れると酸化反応を起こし自然発火する。
水に接触すると激しく反応し、発生したガスが発火し、アルキルアルミニウムを飛散させる。
高温では不安定で、200℃付近でアルミニウムとエタン、エチレン、水素または塩化水素ガスとに分解する。
ベンゼン、ヘキサン等の溶剤で希釈した物は、純度の高い物より反応が低減する。
空気または水との反応性は、一般的に炭素数及びハロゲン数が多い物ほど小さい。
自然発火性物質及び禁水性物質

危険性

空気に触れると発火する。
水と接触すると激しく反応し発火する。
皮膚と接触するとやけどを起こす。
燃焼時に発生する白煙は刺激性があり、多量に吸引すると気管や肺が冒される。

火災予防の方法

常に窒素などの不活性が巣の中で貯蔵し、空気または水とは絶対に接触させない。
容器は、耐圧性を有するものを用い、容器の破損を防ぐために安全弁または可溶栓をつける。
火気または高温の場所で貯蔵しない。

消火の方法

発火した場合効果的な消火薬剤がないので消火は困難。
水、泡等の消火液は使用できない。
ハロン1301などのハロンかぶつとも激しく反応し、有毒ガスを発生させる。
火勢が小さい場合に限って塩素を含まない消化粉末(炭酸水素ナトリウム等)を放射することで消火が可能。
火勢が大きい場合、乾燥砂、膨張ひる石、膨張真珠岩などで流出を防ぎ、燃え尽きるまで監視するほかない。


※ 空気水との接触により必ず発火する最悪の物質の一つです。発火した場合に有効な消火方法もなく、乾燥砂などで流出を防ぎ燃え尽きるのを待つしかありません。

 

小テスト(答えはテキストを見直すこと)

○か×かで答えよ。

1.アルキルアルミニウムは、空気に触れると還元反応を起こし自然発火する。

2.アルキルアルミニウムは、水と接触すると激しく反応し発火する。

3.アルキルアルミニウムが燃焼する際に発生する煙は、水素ガスである。

4.アルキルアルミニウムを保存するときは保護液中で小分けにして保存する。

5.アルキルアルミニウムは約200℃で水素または塩化水素が発生する。

6.アルキルアルミニウムは、衝撃を与えると発火する危険がある。

7.アルキルアルミニウムの火災に有効な消火剤はない。

8.アルキルアルミニウムを保存する容器は密栓でなくてはならない。

9.アルキルアルミニウムを保存する場所は、床面が地面よりも高くなくてはならない。

10.アルキルアルミニウムは、オゾンガスなどの不活性ガスの中で保存する。

11.アルキルアルミニウムは、ハロゲン化物ガスによる消火が効果的である。

12.アルキルアルミニウムの火災で、火勢が小さい場合は炭酸カリウム主成分とする強化液消火器が使える。

小テストの解答は自分で調べましょう。

解答で答え合わせをして、「正しかった、間違っていた」で終了するのが悪い勉強法です。

正答も誤答も調べることで、記憶が促進されます。

なお、小テストはWebページだけに掲載されています。

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余談

炭素数というのはC(炭素元素)の数です。化学式でCの数が分かりますね。では、ハロゲン数とはなんでしょうか。これは第17族元素のフッ素(F)塩素(Cl)臭素(Br)ヨウ素(I)アスタチン(At)ウンウンセプチウム(Uus)のことです。まぁ、こんな事は試験にも出題されませんし実務にも全く支障が無いので「ハロゲン」という言葉だけ覚えておいてください。
余談:可溶栓とは安全弁の一種。栓中の管に融点の低い物質で栓がしてあり、一定温度以上になると溶け出して管が開く仕掛けの物である。つまり、圧力に応じて解放するのではなく、温度によって解放しっぱなしになる代物である。