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第3類 自然発火性物質及び禁水性物質 テキスト2-9 物質別詳細

金属のリン化物

リン化カルシウム

Ca3P2

形状

暗赤色の塊状固体または粉末

性質

比重:2.51 融点:1600℃
水及び弱酸と作用して激しく分解しリン化水素を発生する。
アルカリには溶けない。
自然発火性物質及び禁水性物質である。

危険性

水と作用して発生するリン化水素は有毒で可燃性のガスである。
(副反応として生成する液状リン化水素が自然発火するため、気状リン化水素に引火し燃焼する。自体は不燃性)
火災によって刺激性、毒性、腐食性のガスを発生する。

火災予防の方法

水分、湿気に触れない乾燥した場所に貯蔵する。
容器は密栓し、破損に注意する。
貯蔵する建物などの床面は地面より高くする。
火気などを近づけない。

消火の方法

乾燥砂以外は、ほとんど効果は無い


※ 水と作用して発生する有毒なリン化水素が特徴的。リン化水素は黄リンと強塩基の反応でも発生します。

小テスト(答えはテキストを見直すこと)

○か×かで答えよ。

1.リン化カルシウムは、赤紫色の金属光沢のある結晶である。。

2.リン化カルシウムは、アルカリには溶けない。

3.リン化カルシウムは、水に溶けない。

4.リン化カルシウムは、酸に溶ける。

5.リン化カルシウムは、水と反応すると硫化水素を発生する。

6.リン化カルシウムは、乾燥した空気中では安定している。

7.リン化カルシウムの火災では、刺激性、毒性、腐食性のガスが発生する。

8.リン化カルシウムは、酸化によって発生するリン化水素が自然発火する。

9.リン化カルシウムの火災では、乾燥砂は効果が無い。

10.リン化カルシウムは、密栓して保存する。

11.リン化カルシウムは、貯蔵する建物の床面を地面より高くする。

小テストの解答は自分で調べましょう。

解答で答え合わせをして、「正しかった、間違っていた」で終了するのが悪い勉強法です。

正答も誤答も調べることで、記憶が促進されます。

なお、小テストはWebページだけに掲載されています。

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余談

上記物質は正確には二リン化三カルシウムで、殺鼠剤や殺虫剤の原料となる。リン化水素(ホスフィン)の発生目的で使用するのは実験室くらいな物です。