合格の60点以上を取るために必要最低限絞り込んだ学習ポイントと問題を盛り込んだ試験対策サイトです!
It is the exam site that incorporates the problem and learning point narrowed down the minimum required to take 60 or more points pass!
このサイトは日本国家資格の「危険物取扱者」の受験対策について記載されています。資格試験の出題箇所について独自の分析により、必要最小限の内容となっております。
This site is a national qualification in Japan, "Hazardous materials engineer" are described for exam measures. The point for your own analysis of exam questions, and ordered the contents of the minimum.
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K2O2
オレンジ色の粉末
比重:2.0 融点:490℃
加熱すると融点以上で分解し酸素を発生する。
水と作用して熱と酸素を発生し、水酸化カリウムを生ずる。
吸湿性が強い。
潮解性を有する。
水と作用して発熱し多量の場合には爆発することがある。
有機物、可燃物あるいは酸化されやすいものと混合すると衝撃、加熱などにより発火爆発の危険がある。
皮膚を侵食する。
水分の侵入を防ぐよう容器は密栓する。
有機物、可燃物などから隔離する。
加熱、衝撃などを避ける。
水は避け、乾燥砂などをかける。
Na2O2
純粋なものは白色であるが普通は黄白色の粉末
比重:2.9 融解:460℃
加熱すると約600℃で分解して酸素を発生する。
水と作用して熱と酸素を発生し、水酸化ナトリウムを生ずる。
吸湿性が強い。
水と作用して発熱し多量の場合には爆発することがある。
有機物、可燃物あるいは酸化されやすいものと混合すると衝撃、加熱などにより発火爆発の危険がある。
皮膚を侵食する。
水分の侵入を防ぐよう容器は密栓する。
有機物、可燃物などから隔離する。
加熱、衝撃などを避ける。
水は避け、乾燥砂などをかける。
CaO2
無色の粉末
水に溶けにくいが酸には溶ける。
アルコール、ジエチルエーテルに溶けない。275℃以上に加熱すると分解して酸素を発生する。
275℃以上に加熱すると爆発的に分解する。
希酸類に溶けて過酸化水素を生ずる。
加熱を避ける。
希酸類との接触を避ける。
容器は密栓する。
水は避け、乾燥砂などをかける。
MgO2
無色の粉末
水に溶けない。
加熱すると酸素を発生し酸化マグネシウムとなる。
湿気または水の存在下で酸素を発生する。
酸に溶けて過酸化水素を生ずる。
水と反応し、酸素を発生する。
有機物などと混合し加熱または摩擦すると爆発の危険がある。
容器は密栓する。
酸類と隔離する。
加熱、摩擦などを避ける。
注水は避け、乾燥砂などをかける。
BaO2
灰白色の粉末
比重:4.96
融点:450℃
水には溶けにくい。
酸または熱湯により分解し酸素を発生する。
酸及び熱湯により分解し過酸化水素と酸素を発生し、同時に発熱する。
酸化されやすい物質、湿った紙、繊維等と、混合すると爆発することがある。
有毒である。
容器は密栓する。
酸類と隔離する。
加熱、摩擦などを避ける。
注水は避け、乾燥砂などをかける。
※ アルカリ金属の過酸化カリウムと過酸化ナトリウムは水と激しく発熱反応して分解する。
※ アルカリ土類金属の過酸化カルシウム、過酸化バリウムは水と反応する危険性は低い。過酸化マグネシウムはアルカリ土類金属ではないが、周期表で第2族に属しており、土類金属と近い性質を持っている。アルカリ金属云々は試験では出ませんので、特に覚える必要はありません。
小テスト(答えはテキストを見直すこと)
○か×かで答えよ。
1.過酸化カリウムは分解すると酸素を発生する。
2.過酸化カリウムは潮解性を有する。
3.無機過酸化物の消火は注水による冷却消火が効果的である。
4.過酸化カリウムは灰白色の粉末である。
5.過酸化ナトリウムは水や湿気との接触で爆発の危険性がある。。
6.過酸化ナトリウムの消火には注水を避けなければならない。
7.過酸化バリウムは自体は無毒であるが、分解して発生するガスが有毒である。
8.過酸化バリウムは湿った紙などと混合すると爆発する。
9.過酸化マグネシウムは、酸に溶けて酸素を発生する。
10.過酸化マグネシウムは、加熱すると酸化マグネシウムになる。
11.過酸化カルシウムは、アルコールに溶けるがジエチルエーテルに溶けない。
12.過酸化カルシウムは、水に溶けると過酸化水素を生ずる。
13.過酸化カルシウムの保管には、通気性のある栓を用いたステンレス鋼やアルミニウム製の容器を用いる。
14.無機過酸化物は、全て加熱厳禁である。
15.アルカリ金属の無機化合物は、水と激しく反応して過酸化水素を生ずる。
小テストの解答は自分で調べましょう。
解答で答え合わせをして、「正しかった、間違っていた」で終了するのが悪い勉強法です。
正答も誤答も調べることで、記憶が促進されます。
なお、小テストはWebページだけに掲載されています。
過酸化マグネシウムは制御しやすい酸化剤として農業や化粧品・医薬品、環境分野で使用されています。
過酸化バリウムは炎色反応により緑色発光するため、花火に添加されます。