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第1類 酸化性固体 テキスト2-6 物質別詳細

硝酸塩類

硝酸カリウム

KNO3

形状

無色の結晶

性質

比重:2.1 融点:339℃
水によく溶け、加熱すると400℃で分解して酸素を発生する。
黒色火薬の原料で、可燃物の燃焼に必要な酸素を供給する。

危険性

加熱により酸素を発生し、可燃物、有機物と混合したものは加熱、摩擦、衝撃により爆発することがある。

火災予防の方法

異物の混入を防ぎ、加熱、摩擦、衝撃を避ける。
可燃物、有機物と隔離する容器は密栓する。

消火の方法

注水により消火する。

硝酸ナトリウム

NaNO3

形状

無色の結晶

性質

比重:2.25 融点:306.8℃
水によく溶ける。
潮解性がある。
加熱すれば380℃で分解し酸素を発生する。
反応性は硝酸カリウムより弱い。

危険性

硝酸カリウムと同じだが、若干低い。

火災予防の方法

異物の混入を防ぎ、加熱、摩擦、衝撃を避ける。
可燃物、有機物と隔離する容器は密栓する。

消火の方法

注水により消火する。

硝酸アンモニウム

NH4NO3

形状

無色の結晶又は結晶性粉末

性質

比重:1.8 融点:169.6℃
吸湿性があり、水によく溶ける。
メタノール、エタノールにも溶ける。
約210℃で分解し、有毒な亜酸化窒素(一酸化二窒素)と水を生じ、さらに強く熱すると爆発的に分解し、窒素と酸素を発生する。
肥料、火薬の原料となる。

危険性

単独でも急激な加熱、衝撃で分解爆発することがある。
有機物、可燃物、金属粉との混合は爆発の危険がある。

火災予防の方法

異物の混入を防ぎ、加熱、摩擦、衝撃を避ける。
可燃物、有機物と隔離する容器は密栓する。

消火の方法

注水により消火する。

 

※ 硝酸カリウムは黒色火薬の原料となるほど強力な酸化剤。

※ 硝酸アンモニウムも火薬の原料となる。また、土壌改良材として肥料にも使用される。

小テスト(答えはテキストを見直すこと)

○か×かで答えよ。

1.硝酸カリウムは、無色の結晶である。。

2.硝酸カリウムは、水に溶けない。

3.硝酸カリウムは、衝撃によって爆発することがある。

4.硝酸カリウムは、加熱により酸素を発生する。

5.硝酸ナトリウムは、水によく溶ける。

6.硝酸ナトリウムは、硝酸カリウムより反応性が高い。

7.硝酸ナトリウムは、分解すると亜硝酸塩を生ずる。

8.硝酸塩類は、水に溶けない。

9.硝酸塩類は、潮解性がある。

10.硝酸アンモニウムは、分解すると有毒な二硫化窒素を生じる。

11.硝酸アンモニウムは、強く加熱すると窒素が発生し安定する。

12.硝酸アンモニウムは、肥料の原料には用いられないが火薬の原料に用いられる。

13.硝酸アンモニウムは、メタノールとエタノールに溶ける。

14.硝酸アンモニウムは、水に溶けるときに吸熱反応を示す。

小テストの解答は自分で調べましょう。

解答で答え合わせをして、「正しかった、間違っていた」で終了するのが悪い勉強法です。

正答も誤答も調べることで、記憶が促進されます。

なお、小テストはWebページだけに掲載されています。

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余談

大規模な爆発事故が過去にあります。Wikiペディアにも多少掲載されています。
あまり詳しくはいえませんが、それなりの肥料、木炭粉末、硫黄、**粉末があれば火薬が作れます。
案外、ホームセンターで売っている物から火薬が作れたりします。
ただし、むやみに混合するとそのまま発火したり爆発したりと大変危険です。
また、火薬取締法によって刑事罰の対象となるので、絶対にやめましょう。