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第3類 自然発火性物質及び禁水性物質 テキスト2-10 物質別詳細

カルシウム又はアルミニウムの炭化物

炭化カルシウム

CaC2

形状

純粋な物は無色透明の結晶
一般的には不純物のため灰色を呈する。

性質

比重:2.2 融点:2300℃
水と作用してアセチレンガスと熱を発生し水酸化カルシウムとなる。
吸湿性がある。
高温では強い還元性を有して、多くの酸化物を還元する。

危険性

そのものは不燃性であるが、水分と作用して発熱し、可燃性、爆発性のアセチレンガスを発生する。アセチレンガスの爆発範囲は2.5~81vol%である。
高温で窒素ガスと反応させると石灰窒素を生成する。
アセチレンガスは銅、銀、水銀と爆発性物質を作る。

火災予防の方法

水分、湿気に触れない乾燥した場所に貯蔵する。
容器は密栓し、破損に注意する。
必要に応じ、窒素ガス等の不燃性のガスを封入する。
火気などを近づけない。

消火の方法

粉末または乾燥砂を用いて消火する。
注水は絶対に避ける。

炭化アルミニウム

Al4C3

形状

白色結晶又は結晶性粉末

性質

比重:2.37 融点:2200℃
1400℃で分化してメタンを発生する。
又水とは常温でも反応してメタンを発生する。

危険性

空気中では、物質自体は安定しているが水分と作用して発熱し、可燃性、爆発性のメタンガスを発生する

火災予防の方法

水分、湿気に触れない乾燥した場所に貯蔵する。
容器は密栓し、破損に注意する。
必要に応じ、窒素ガス等の不燃性のガスを封入する。
火気などを近づけない。

消火の方法

粉末または乾燥砂を用いて消火する。
注水は絶対に避ける。


 それぞれが水分と反応することで発生させる、アセチレンガスとメタンガスを覚えること。物質と発生されるガスの名前に共通箇所がないので、注意が必要です。

 

小テスト(答えはテキストを見直すこと)

○か×かで答えよ。

1.炭化カルシウムは、水と作用してメタンガスと熱を発生し水酸化カルシウムとなる。

2.炭化カルシウムは高温で窒素ガスと反応させると硫化窒素を生成する。

3.炭化カルシウムを保管する容器は密栓で不燃性ガスを封入する。

4.炭化カルシウムは固体である。

5.炭化カルシウムが燃焼するとアセチレンガスが発生する。

6.炭化カルシウムは水よりも重い。

7.炭化アルミニウムは水よりも軽い。

8.炭化アルミニウムは空気と接触するとメタンガスを発生する。

9.炭化アルミニウムの火災には、周囲の可燃物を取り払う除去消火法が有効である。

10.炭化カルシウムは、禁水性物質であり、空気中では反応は起こらない。

小テストの解答は自分で調べましょう。

解答で答え合わせをして、「正しかった、間違っていた」で終了するのが悪い勉強法です。

正答も誤答も調べることで、記憶が促進されます。

なお、小テストはWebページだけに掲載されています。

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余談

参考書などでは空気中での反応について詳しく書いていないことがありますが、空気中の水分と反応します。要注意です。