合格の60点以上を取るために必要最低限絞り込んだ学習ポイントと問題を盛り込んだ試験対策サイトです!
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第3類 自然発火性物質及び禁水性物質 テキスト2-5 物質別詳細

黄リン(指定数量20Kg)

黄リン

P

形状

白色又は淡黄色
ロウ状の固体

性質

比重:1.82 融点:44℃ 沸点:281℃
約50℃で自然発火する。
ニラに似た不快臭を有する。
水に溶けないが、ベンゼン、二硫化炭素に溶ける。
暗所では青白色の光を発し、空気中で徐々に酸化し、発火点に達すると自然に発火し五酸化二リンとなる。
猛毒である。
自然発火性物質。

危険性

酸化されやすく発火点が低いので、空気中に放置すると白煙を生じやがて激しく燃焼することが多い。
猛毒性を有する。
また、皮膚に触れるとやけどすることがある。
内服すれば数時間で死に至る。致死量は0.05gで耳かき1杯分。
加熱溶解状態でタンカーにより海上輸送される。

火災予防の方法

空気に触れないように水中(保護液)に貯蔵する。
保護液から露出しないように注意する。
毒性に注意して取り扱う。
火気等を近づけない。

消火の方法

融点が低いので燃焼の際は流動することがあるので水と土砂等を用いて消火する。
高圧で注水すると飛散させる危険があるので注意を有する。


※ 第3類の危険物の中でも目玉といえる物質です。全部覚えましょう。
※ 自然発火性のみの第3類危険物です。従って、水とは反応しません。そのため、保護液には水を用います。

小テスト(答えはテキストを見直すこと)

○か×かで答えよ。

1.黄リンは、黄色の粉末である。

2.黄リンは、空気や水と接触すると自然発火する。

3.黄リンは、熱水に反応して水素を発生する。

4.黄リンは、猛毒である。

5.黄リンは、水に浮く。

6.黄リンは、青白色の光を発して燃焼する。

7.黄リンは、皮膚に触れると火傷をおこさせる。

8.黄リンは、保護液(水)に入れて保存する。

9.黄リンの火災には、水と土砂等を用いて消火する。

10.黄リンの火災には、水を用いることはできない。

11.黄リンは、水に溶けない。

12.黄リンは、ベンゼンに溶ける。

13.黄リンは、アルコールに溶ける。

14.黄リンは、ロウ状の液体である。

15.黄リンは自然発火性物質及び禁水性物質である。

小テストの解答は自分で調べましょう。

解答で答え合わせをして、「正しかった、間違っていた」で終了するのが悪い勉強法です。

正答も誤答も調べることで、記憶が促進されます。

なお、小テストはWebページだけに掲載されています。

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余談

黄リン、赤リン、紫リン、黒リンなど種類がありますが、黄リン以外は通常の空気中では安定的で、毒性もほぼありません。ちなみに、黄リンは白リンとも言います。
狐火だとか人魂とかはリンが発光し燃えている現象という説があります。実際に、昔のお墓は土葬でしたので死体からリンが発生し、それが発光することがあったそうです。また、ニラくさい不快臭というのも、生臭いようなにおいであり、お化け屋敷等で意図的に使われている芳臭剤と似ています。