合格の60点以上を取るために必要最低限絞り込んだ学習ポイントと問題を盛り込んだ試験対策サイトです!
It is the exam site that incorporates the problem and learning point narrowed down the minimum required to take 60 or more points pass!

このサイトは日本国家資格の「危険物取扱者」の受験対策について記載されています。資格試験の出題箇所について独自の分析により、必要最小限の内容となっております。
This site is a national qualification in Japan, "Hazardous materials engineer" are described for exam measures. The point for your own analysis of exam questions, and ordered the contents of the minimum.

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第5類 自己反応性物質 テキスト2-1 物質別詳細

有機過酸化物

過酸化ベンゾイル

(C6H5CO)2O2

形状

白色粒状結晶の個体
無臭

性質

比重:1.3 発火点:125℃ 融点:106~108℃ 蒸気比重:8.35
水には溶けないが有機溶剤にはとける。
強力な酸化作用を有する。
常温では安定的であるが、加熱すると100℃前後で白煙を発して激しく分解する。

危険性

加熱、摩擦、衝撃、光などにより分解し爆発する恐れがある。
濃硫酸、硝酸、アミン類などと接触すると燃焼または爆発の危険性がある。
可燃性で着火すると黒煙(ジフェニル)を上げて燃える。

火災予防の方法

火気、加熱、摩擦、衝撃などを避ける。
換気の良い冷暗所に貯蔵し、火の気を避け有機物や強酸類から隔離する。
乾燥した状態で取り扱わないようにする。
容器は密栓する。

消火の方法

大量の水または泡などにより消火する。

メチルエチルケトンパーオキサイド

メチルエチルケトンと過酸化水素との反応によって生成されたものの総称で反応条件により成分が異なる。

形状

市販品は60%に希釈(可塑剤ジメチルフタレート)したもので無色透明で特臭ある油状の液体。

性質

比重:1.12 融点:-20℃以下 引火点:72℃ 発火点:177℃
水には溶けないが、ジエチルエーテルには溶ける。

危険性

40℃以上になると分解が促進される。
布、鉄さびなどに接触すると30℃以下でも分解する。
直射日光、衝撃で分解発火する。
引火すると激しく燃焼する。

火災予防の方法

冷暗所に貯蔵し、異物との接触を避ける。
揮発性があるため、内圧上昇を防ぐために、容器は通気性のあるものにする。

消火の方法

大量の水または泡などにより消火する。

過酢酸

(CH3COOOH)

形状

無色の液体

性質

比重:1.2 引火点:41℃
融点:0.1℃ 沸点:105℃
蒸気比重:2.6
水、アルコール、エーテル、硫酸に溶ける。
市販品は不揮発性溶媒の40%溶液。
強い刺激臭がある。

危険性

110℃になると分解が促進される。
強い酸化作用があり、助燃作用もある。
皮膚、粘膜に激しい刺激作用がある。

火災予防の方法

火気を避け、換気良好な冷暗所に可燃物と隔離して貯蔵する。

消火の方法

大量の水または泡などにより消火する。

 

※ メチルエチルケトンパーオキサイドは単体で出題されづらい物質です。

小テスト(答えはテキストを見直すこと)

○か×かで答えよ。

1.過酸化ベンゾイルは加熱すると黒煙を上げる。

2.過酸化ベンゾイルは、加熱、摩擦、衝撃、光などにより分解し爆発する恐れがある。

3.過酸化ベンゾイルの消火は窒息消火が有効である。

4.過酸化ベンゾイルは、水と接触すると燃焼又は爆発の危険がある。

5.過酸化ベンゾイルは水に溶けるが、有機溶剤には溶けない。

6.過酸化ベンゾイルは水よりも軽い。

7.メチルエチルケトンパーオキサイドを保存するときは、容器は通気性のあるものを用いる。

8.メチルエチルケトンパーオキサイドは、可塑剤で希釈したものが販売されている。

9.メチルエチルケトンパーオキサイドは、水に溶けるがジエチルエーテルに溶けない。

10.メチルエチルケトンパーオキサイドは、無色の液体または固体である。

11.メチルエチルケトンパーオキサイドは、布、鉄さびなどに接触すると30℃以下でも分解する。

12.過酢酸は、水、アルコール、エーテルには溶けるが、硫酸には溶けない。

13.過酢酸は、110℃に加熱すると、白煙を上げて分解する。

14.過酢酸は、分解すると窒素を放出する。

15.過酢酸は、皮膚、粘膜に激しい刺激がある。

16.有機過酸化物は、すべて固体である。

17.有機酸化物は、全て可燃性である。

18.有機酸化物は、不安定な物質である。

小テストの解答は自分で調べましょう。

解答で答え合わせをして、「正しかった、間違っていた」で終了するのが悪い勉強法です。

正答も誤答も調べることで、記憶が促進されます。

なお、小テストはWebページだけに掲載されています。

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