合格の60点以上を取るために必要最低限絞り込んだ学習ポイントと問題を盛り込んだ試験対策サイトです!
It is the exam site that incorporates the problem and learning point narrowed down the minimum required to take 60 or more points pass!

このサイトは日本国家資格の「危険物取扱者」の受験対策について記載されています。資格試験の出題箇所について独自の分析により、必要最小限の内容となっております。
This site is a national qualification in Japan, "Hazardous materials engineer" are described for exam measures. The point for your own analysis of exam questions, and ordered the contents of the minimum.

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第5類 自己反応性物質 テキスト2-11 物質別詳細

まとめ

第5類物質共通

  • 比重は1以上(水より重い)。
  • 全ての物質は可燃性です。しかし、アジ化ナトリウムそのものは爆発しないと記述があるため、混乱しないように気をつけましょう。
  • 換気の良い冷暗所への貯蔵が求められる。(危険物と言われるものはほぼ全てこの条件が当てはまります)
  • 可燃物と酸素供給源が共在している為、窒息消火法は効果が無い。
  • 消火自体が困難(爆発してしまうため)ですが、大量の水により冷却消火するか泡消火剤を使用して消火する。
  • 自然発火する物質があります。引火性の物質があります。
  • 貯蔵容器は、密栓もあれば通気性が必要な物質もあります。
  • 乾燥を避けるべき物質があります。
  • 固体と液体の区別が問題として出題される。

 

有機過酸化物

過酸化ベンゾイル(固体)

  • 水には溶けないが有機溶剤に溶ける
  • 乾燥した状態での取扱は危険
  • 容器は密栓する。
  • 光によっても分解する。

メチルエチルケトンパーオキサイド(液体)

  • 通気性を持たせた容器に保管する。

過酢酸(液体)

  • 水、アルコール、エーテル、硫酸によく溶ける
  • 強い酸化作用があります。助燃作用とも言い、燃焼を助ける働きを言います
  • 皮膚、粘膜に激しい刺激があります。

 

硝酸エステル類

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  • 爆発性が高く、爆薬の原料にもなります。(一応セルロースは除きます)
  • 水にはほとんど溶けない・わずかに溶ける・溶けない、ということで水には溶けない認識で試験には対応できます。

硝酸メチル(液体)

  • 芳香を有し甘みがある
  • 水にはほとんど溶けないが、アルコール、ジエチルエーテルには溶ける。(硝酸エチルとの違いはここ)
  • 容器は密栓する。

硝酸エチル(液体)

  • 芳香を有し甘みがある
  • 水にはわずかに溶け、アルコールに溶ける。(硝酸メチルとの違いはここ)
  • 容器は密栓する。

ニトログリセリン(液体)

  • 甘みがある。が、有毒です
  • 水にはほとんど溶けないが、有機溶剤には溶ける
  • 8℃で凍結するが、凍結すると危険性が増す
  • 容器は密栓しようが通気性を持たせようが爆発の危険性は変わらない。(この状態での保存では通常行わない)

ニトロセルロース(固体)

  • 水には溶けません
  • 自然分解しやすいので安定剤を加えて冷暗所に貯蔵する
  • 樟脳(しょうのう)を混ぜるとセルロイドになります。映画のフィルムや下敷きなんかの材料でした。

 

ニトロ化合物

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  • 注水消火がよいですが、基本的に消火は困難です。

ピクリン酸(固体)

  • 黄色の結晶です
  • 苦味を有し有毒です
  • 熱湯には溶けますが水には溶けづらいです
  • 固体から直接気体へ変化します(昇華)。
  • 酸性のため金属と作用して金属塩を生じます
  • 乾燥すると危険度が増します。

トリニトロトルエン(固体)

  • 淡黄色の結晶です
  • 水に溶けません
  • 日光に当たると茶褐色に変色します
  • 金属とは作用しません

 

ニトロソ化合物

ジニトロソパンタメチレンテトラミン(固体)

  • 液性が中性
  • 強酸との接触、有機物との混合により発火することがある
  • 淡黄色の粉末
  • 水、ベンゼン、アルコール、アセトンにはわずかに溶けるが、ベンジン、ガソリンには溶けない。
    ベンゼンとベンジンを間違えないように。

 

アゾ化合物

アゾビスイソブチロニトリル(固体)

  • 加熱すると、窒素とシアンガスが発生する。(有毒)
  • 加熱すると急激に分解するが、発火はしない
  • 常温でも徐々に分解する。

 

ジアゾ化合物

ジアゾジニトロフェノール(固体)

  • 水にはほとんど溶けないが、アセトンには溶ける。
  • 光により変色して褐色になる
  • 黄色の不定形粉末

 

ヒドラジンの誘導体

硫酸ヒドラジン(固体)

  • 冷水には溶けないが温水には溶ける。酸性を示す。
  • 還元性が強い
  • 加熱すると分解し、アンモニア、二酸化硫黄、硫化水素及び硫黄を発生するが発火はしない
  • 酸化剤と激しく反応する。(還元性が強いことと酸化剤と反応することを混同しないように)
  • 大量の水で消火する。

 

ヒドロキシルアミン

ヒドロキシルアミン(固体)

  • 水、アルコールによく溶ける。
  • 潮解性がある
  • 蒸気は空気より重い。(床面に滞留する)
  • 紫外線によって爆発する
  • 大量に体内に入った場合は血液の酸素吸収力を低下させ死に至ることもある。
  • 大量の水で消火する。

 

ヒドロキシルアミン塩類

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  • 水に溶ける
  • 水溶液は強酸性で金属を腐食する
  • 大量に体内に入った場合は血液の酸素吸収力を低下させ死に至ることもある。
  • 乾燥状態を保つ。
  • 大量の水で消火する。

硫酸ヒドロキシルアミン(固体)

  • 強い還元剤である。
  • アルコール類にはほとんど溶けない
  • 容器は完全密封の上、不活性ガスの中で貯蔵する

塩酸ヒドロキシルアミン(固体)

  • 水よりも軽い。
  • メチルアルコール、エチルアルコールにわずかに溶ける

 

その他政令で定めるもの

①金属のアジ化物

アジ化ナトリウム(固体)

  • 水には溶けるが、エチルアルコールには溶けにくく、エーテルには溶けない。
  • 加熱してゆくと窒素と金属ナトリウムを生ずる
  • 物質自体は爆発しないが、酸により有毒で爆発性の高いアジ化水素酸を発生する
  • 熱分解で金属ナトリウムを生成するため、水での消火は絶対に厳禁
  • 暗赤色の塊状固体または粉末
  • 乾燥砂以外は、ほとんど消火効果が無い。

②硝酸グアニジン

硝酸グアニジン(固体)

  •  水、アルコールに溶ける。

第5類 物質別詳細学習 練習問題

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※ 試験が最も難しいのが第5類です。物質名が難しく、微妙な性状に違いが多いからです。試験問題は特定の物質よりも区分ごとの性状を押さえる方が試験対策としては有効ですが、心許ないのでできる限りしっかり記憶したいものです。

一覧表で、情報を整理していただこうかと思いましたが、性質や性状がそれぞれなので、項目が多くなりすぎました。

第5類危険物 一覧表

第5類危険物 一覧表