合格の60点以上を取るために必要最低限絞り込んだ学習ポイントと問題を盛り込んだ試験対策サイトです!
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このサイトは日本国家資格の「危険物取扱者」の受験対策について記載されています。資格試験の出題箇所について独自の分析により、必要最小限の内容となっております。
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第5類 自己反応性物質 テキスト2-3 物質別詳細

ニトロ化合物

ピクリン酸

C6H2(NO2)3OH

形状

黄色の結晶
無臭、苦味

性質

比重:1.8 融点:122~123℃ 沸点:255℃ 引火点:207℃ 発火点:320℃
苦味を有し毒性がある。
熱湯、アルコール、ジエチルエーテル、ベンゼンなどに溶ける。
熱すれば融点程度で昇華する。
酸性であるため金属と作用して爆発性の金属塩を作る。

危険性

少量に点火すれば、煤煙を出して燃える。
急激に熱すると約300℃で猛烈に爆発する危険性がある。
単独では打撃、衝撃、摩擦などにより、発火、爆発の危険がある。
ヨウ素、ガソリン、アルコール、硫黄などと混合した物は、摩擦、打撃により激しく爆発する恐れがある。

火災予防の方法

火の気を近づけない。
乾燥した状態のものは危険性が増す。
ヨウ素、硫黄などの酸化されやすい物質との混合を避けること。
打撃、衝撃、摩擦を避ける。

消火の方法

注水して消火する。
酸素を含有しているのでいったん火が付くと消火が難しい。

トリニトロトルエン

C6H2(NO2)3CH3

形状

淡黄色の結晶
日光に当たると茶褐色に変色

性質

比重:1.6 沸点:82℃ 発火点:230℃
水には溶けないが、ジエチルエーテルには溶ける。アルコールには熱すると溶ける。
金属とは作用しない。

危険性

ピクリン酸よりもやや安定的であるが、酸化されやすい物と混在すると、打撃などで爆発する危険性がある。
固体よりも溶融した物の方が衝撃に対して敏感である。

火災予防の方法

打撃などを避ける。
火の気を近づけない。
爆発時は被害が大きく燃焼速度が速いので取扱には細心の注意をする。

消火の方法

注水して消火する。
酸素を含有しているのでいったん火が付くと消火が難しい。


※ 第5類と言えば硝酸エステル類と、ニトロ化合物がメインです。しっかりと記憶しましょう。
※ 日光に当たると茶褐色に変色します。第5類の中でも日光に当たり変色するのはトリニトロトルエンとジアゾジニトロフェノールの二つです。


小テスト(答えはテキストを見直すこと)

○か×かで答えよ。

1.ピクリン酸は、融点で昇華する。

2.ピクリン酸は、アルカリ性である為、金属と作用して爆発性の金属塩を生ずる。

3.ピクリン酸は、消火は注水による冷却消火が効果的である。

4.ピクリン酸は、黄色の粉末である。

5.ピクリン酸は、水や湿気との接触で爆発の危険性がある。。

6.ピクリン酸は、ヨウ素と混合すると摩擦、打撃により爆発する危険性がある。

7.ピクリン酸は、自体は無毒であるが、燃焼して発生するガスが有毒である。

8.ピクリン酸は、乾燥した空気中で取り扱うことが望ましい。

9.ピクリン酸は、安全弁付きの容器で保存する。

10.トリニトロトルエンは、水には溶けるがアルコールには溶けない。

11.トリニトロトルエンは、金属と作用し爆発性の金属塩を作る。

12.トリニトロトルエンは、水に溶けると過酸化水素を生ずる。

13.トリニトロトルエンは、日光に当たると白濁する。

14.トリニトロトルエンは、黄色の結晶である。

15.ピクリン酸は、黄色の結晶である。

16.トリニトロトルエンの溶液は、固体よりも安定している。

17.ピクリン酸は、日光に長時間当てると茶褐色に変色する。

小テストの解答は自分で調べましょう。

解答で答え合わせをして、「正しかった、間違っていた」で終了するのが悪い勉強法です。

正答も誤答も調べることで、記憶が促進されます。

なお、小テストはWebページだけに掲載されています。

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