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第5類 自己反応性物質 テキスト2-5 物質別詳細

アゾ化合物

アゾビスイソブチロニトリル

[C(CH3)2CN]2N2

形状

白色の固体

性質

融点:105℃ 発火点:64℃
融点以上に加熱すると、窒素とシアンガスが発生する。
水には溶けにくいが、アルコール、エーテルには溶ける。

危険性

融点以上に加熱すると、急激に分解するが、発火はしない。
目、皮膚等に接触させない。

火災予防の方法

火気、直射日光を避け他の可燃物と分離する。
常温でも徐々に分解するので、冷暗所に貯蔵する。

消火の方法

大量の水で消火する。


※ 水には溶けづらいところ、加熱しても分解はしても発火しないところが特長です。
また、常温でも徐々に分解します。

小テスト(答えはテキストを見直すこと)

○か×かで答えよ。

1.アゾビスイソブチロニトリルは、淡黄色の固体である。

2.アゾビスイソブチロニトリルは、水に溶けずらいがアルコール、エーテルには溶ける。

3.アゾビスイソブチロニトリルは、衝撃によって爆発することがある。

4.アゾビスイソブチロニトリルは、水と接触すると窒素とシアンガスが発生する。

5.アゾビスイソブチロニトリルは、融点以上に加熱すると急激に分解し燃焼する。

6.アゾビスイソブチロニトリルは、常温では安定しているが、30℃以上では徐々に分解が始まる。

7.アゾビスイソブチロニトリルは、冷暗所に貯蔵する。

8.アゾビスイソブチロニトリルは、皮膚を冒す。

9.アゾビスイソブチロニトリルの火災は、大量の水で窒息消火が効果的である。

10.アゾビスイソブチロニトリルの保存容器は、日光を遮断する金属製容器を用いる。

11.アゾビスイソブチロニトリルは、皮膚に付くと刺激があり有毒な二酸化塩素を発生する。

12.アゾビスイソブチロニトリルは、青白色の炎色で燃焼する。

小テストの解答は自分で調べましょう。

解答で答え合わせをして、「正しかった、間違っていた」で終了するのが悪い勉強法です。

正答も誤答も調べることで、記憶が促進されます。

なお、小テストはWebページだけに掲載されています。

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