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第5類 自己反応性物質 テキスト2-7 物質別詳細

ヒドラジンの誘導体

硫酸ヒドラジン

NH2NH2・H2SO4

形状

白色の結晶

性質

比重: 1.37 融点:254℃(分解)
冷水には溶けないが、温水には溶けて酸性を示す。
アルコールには溶けない。
還元性が強い。

危険性

加熱、衝撃または摩擦により容易に爆発する。
燃焼現象は爆ごうを起こしやすい。

火災予防の方法

打撃、衝撃及び摩擦を避け、火気を近づけない。
酸化剤、アルカリ、その他の可燃物と分離する。

消火の方法

大量の水で消火する。
消火時は、粉塵マスク、保護眼鏡、ゴム手袋を着用する。


※ 還元の反対である酸化は一般的なので何となく理解している方が多いと思いますが、還元についてはほとんど理解されていない方が多いので、ちょっと説明をします。還元とは対象とする物質が電子を受け取る化学反応、または原子の形式酸化数が小さくなる化学反応のことというのが正確なところですが、これを理解するには高度な化学知識が前提となります。
これをわかりやすく言うと、物質から酸素が奪われる、若しくは物質が水素と結びつく現象といえます。

小テスト(答えはテキストを見直すこと)

○か×かで答えよ。

1.硫酸ヒドラジンは、白色の結晶である。

2.硫酸ヒドラジンは、冷水には溶けない。

3.硫酸ヒドラジンは、アルコールに溶ける。

4.硫酸ヒドラジンは、酸化性が強い。

5.硫酸ヒドラジンは、還元性が強く、水溶液はアルカリ性を示す。

6.硫酸ヒドラジンは、融点以上に加熱するとアンモニア、二硫化硫黄、硫化水素、黄リンを生成する。

7.硫酸ヒドラジンは、皮膚、粘膜を刺激する。

8.硫酸ヒドラジンの消火には、大量の水で窒息消火が効果的である。

9.硫酸ヒドラジンは、酸化剤、アルカリ、その他の可燃物とは近づけない。

10.硫酸ヒドラジンは、分解すると有毒な水素を生じる。

11.硫酸ヒドラジンは、水よりも軽い。

小テストの解答は自分で調べましょう。

解答で答え合わせをして、「正しかった、間違っていた」で終了するのが悪い勉強法です。

正答も誤答も調べることで、記憶が促進されます。

なお、小テストはWebページだけに掲載されています。

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