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第6類 酸化性液体 テキスト2-3 物質別詳細

硝酸

硝酸

HNO3

形状

無色の液体

性質

比重:1.5 融点:-42℃ 沸点:122℃ 発火点:320℃
湿気を含む空気中では褐色の蒸気を発生する。
常温でも多少分解するが、日光、加熱により黄褐色となり酸素、二酸化炭素を発生する。
金属を腐食する。
濃硝酸ではニッケル、クロム、アルミニウム、鉄などの金属の表面に不導体を形成して金属を保護する状態となる。

危険性

硝酸自身は爆発性、燃焼性はないが、強い酸化力があるため、次のような危険性がある。
l 二硫化炭素、アミン類、ヒドラジン類などと混合すると発火または爆発する。
l 木、布、紙などの有機物と接触すると発火することがある。

金属粉と接触すると窒素酸化物を生成する。
硝酸、硝酸蒸気及び分解して生ずる窒素酸化物のガスは極めて有毒。
皮膚を侵す。

火災予防の方法

可燃物との接触を避ける。
日光の直射、熱源を避けて貯蔵する。
金属を腐食させるので比較的安定しているステンレス鋼、アルミニウム製の容器などを用いる。
換気のよい、湿気の少ない場所に貯蔵する。
容器は密栓する。
流出した際には土砂などをかけるか、大量の水で洗い流すか、ソーダ灰・消石灰などで中和させる。
打撃などを避ける。
火の気を近づけない。
爆発時は被害が大きく燃焼速度が速いので取扱には細心の注意をする。

消火の方法

物質自体は不燃物であるため、触媒となって燃焼している物質に応じた消火方法で消火する。
ゴム手袋を着用する。
防毒マスクを着用する。

発煙硝酸

HNO3

形状

赤色または赤褐色の液体

性質

比重:1.52~
濃硝酸に二酸化窒素を加圧させたもので、空気中で窒息性の二酸化窒素の褐色蒸気を発生する。
硝酸よりも酸化力が強い。

危険性

硝酸自身は爆発性、燃焼性はないが、強い酸化力があるため、次のような危険性がある。
l 二硫化炭素、アミン類、ヒドラジン類などと混合すると発火または爆発する。
l 木、布、紙などの有機物と接触すると発火することがある。

金属粉と接触すると窒素酸化物を生成する。
硝酸、硝酸蒸気及び分解して生ずる窒素酸化物のガスは極めて有毒。
皮膚を侵す。

火災予防の方法

可燃物との接触を避ける。
日光の直射、熱源を避けて貯蔵する。
金属を腐食させるので比較的安定しているステンレス鋼、アルミニウム製の容器などを用いる。
換気のよい、湿気の少ない場所に貯蔵する。
容器は密栓する。
流出した際には土砂などをかけるか、大量の水で洗い流すか、ソーダ灰・消石灰などで中和させる。
打撃などを避ける。
火の気を近づけない。
爆発時は被害が大きく燃焼速度が速いので取扱には細心の注意をする。

消火の方法

物質自体は不燃物であるため、触媒となって燃焼している物質に応じた消火方法で消火する。
ゴム手袋を着用する。
防毒マスクを着用する。


※ 硝酸と発煙硝酸を区別するのは物質の外見である色です。
※ 分解して生ずる窒素酸化物のガスは、非常に有毒であるため防毒マスクが必要です。

小テスト(答えはテキストを見直すこと)

○か×かで答えよ。

1.硝酸は、融点で昇華する。

2.硝酸は、無色の結晶性液体である。

3.硝酸は、消火は注水による冷却消火が効果的である。

4.硝酸は、湿気を含む空気中で白煙を上げる。

5.硝酸は、日光加熱により黄褐色となり、酸素と二酸化炭素を生ずる。

6.硝酸の水溶液は、金属酸化物、水酸化物に作用して硝酸塩を生ずる。

7.発煙硝酸は、硝酸よりも酸化力は弱い。

8.発煙硝酸は、乾燥した空気中で取り扱うことが望ましい。

9.発煙硝酸は、空気中で窒息性の二酸化窒素を発生する。

10.発煙硝酸の蒸気は、極めて有毒である。

11.硝酸を保存する容器は、ステンレス鋼やアルミニウム製を用いる。

12.硝酸に引火すると、窒素酸化物を生じる。

13.硝酸の火災消火には、消石灰を用いる。

14.硝酸と金属粉が接触すると、窒素酸化物を生じる。

小テストの解答は自分で調べましょう。

解答で答え合わせをして、「正しかった、間違っていた」で終了するのが悪い勉強法です。

正答も誤答も調べることで、記憶が促進されます。

なお、小テストはWebページだけに掲載されています。

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