合格の60点以上を取るために必要最低限絞り込んだ学習ポイントと問題を盛り込んだ試験対策サイトです!
It is the exam site that incorporates the problem and learning point narrowed down the minimum required to take 60 or more points pass!

このサイトは日本国家資格の「危険物取扱者」の受験対策について記載されています。資格試験の出題箇所について独自の分析により、必要最小限の内容となっております。
This site is a national qualification in Japan, "Hazardous materials engineer" are described for exam measures. The point for your own analysis of exam questions, and ordered the contents of the minimum.

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第1類 酸化性固体 テキスト1 特性と消火・予防

第1類の特性と消火・予防

特性

  • 大部分は無色の結晶、または白色粉末。
  • 不燃性の無機化合物。
  • 比重は1より重い。
  • 他の物質を酸化する酸素を含有。
  • 加熱、衝撃、摩擦などにより分解し酸素を発生するため、周囲の可燃物の燃焼を著しく促進する強力な酸化剤となる。
  • 可燃物、有機物その他の酸化されやすい物質と混合すると加熱、衝撃、摩擦などによって、爆発する危険性があります。
  • 強酸と接触すると酸素を発生するものもある。
  • アルカリ金属の酸化物は水と接触すると酸素と熱を発生する。
  • 潮解性を有するものもある。

 
※ 不燃性の無機化合物というのは第1類の大きな特徴の一つ。問題に取り上げられやすい。
※ 強力な酸化剤となるのが第1類の大きな特徴の一つ。燃焼とは酸化であるため、酸化剤が加わると非常に危険性が高まります。
※ 過酸化と名がつく物質(カリウム、ナトリウム、リチウムなど)には注水は厳禁です。
※ 潮解性とは、空気中の水分を吸収して溶解する現象です。化学変化ではないことに注意。

 

消火方法

第1類危険物が関わる火災は危険物そのものの燃焼ではありません。第1類はあくまでも可燃物の燃焼を加速する役目となっています。そのため、消火は可燃物を冷却し燃焼ガスを押さえることにより消火を行います。
冷却には大量の水で行います。
ただし、アルカリ金属の過酸化物火災の消火初期段階では炭酸水素塩類などを成分とする粉末消火剤または乾燥砂を用いる。その後水を用いるがアルカリ金属に水を接触させると酸素と熱を発生させるため、周囲の可燃物に放水し延焼防止を行うことに用いる。
危険物取扱者が行うべき初期消火については実務で必要です。必ず忘れないようにしましょう。
間違ってもアルカリ金属の過酸化物火災に直接水をかけることはしてはいけません。

 

火災の予防

  •  物質には衝撃、摩擦、熱を与えないこと。
  •  容器を密閉して冷暗所に貯蔵する。
  •  可燃物、有機物、その他酸化されやすい物質と接触してはいけません。
  •  分解を促す薬品類と接触しないようにします。
  •  強酸と接触させてはいけません。


※ 密閉した容器に入れて冷暗所に保管するのは、他の物質との接触を避け、衝撃、摩擦、熱を与えないための方法です。

さて、練習問題をしましょう。

危険物取扱者12356試験第1類酸性固体 練習問題

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不燃性、水より重い(比重が1以上)、強力な酸化剤、原則水で消火(アルカリ金属除く)、容器は密栓、衝撃・摩擦・熱は与えない、この6点が重要な箇所です。もちろん、たまに意地の悪い問題が出題されることはありますが、上記を押さえておけばまず大丈夫でしょう。