合格の60点以上を取るために必要最低限絞り込んだ学習ポイントと問題を盛り込んだ試験対策サイトです!
It is the exam site that incorporates the problem and learning point narrowed down the minimum required to take 60 or more points pass!
このサイトは日本国家資格の「危険物取扱者」の受験対策について記載されています。資格試験の出題箇所について独自の分析により、必要最小限の内容となっております。
This site is a national qualification in Japan, "Hazardous materials engineer" are described for exam measures. The point for your own analysis of exam questions, and ordered the contents of the minimum.
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NaIO4
白色の結晶又は粉末
比重:3.87 融点:300℃
水に溶ける。約300℃で分解し酸素を発生する。
可燃物と混合した状態では、加熱、衝撃、摩擦により発火又は爆発を起こす事がある。
加熱、衝撃、摩擦を避ける。
分解を促す薬品類や可燃物等に接触させない。
注水により消火する。
HIO4・2H2O
白色結晶又は結晶性粉末
潮解性があり、水によく溶ける。加熱すると110℃で昇華し始め138℃で酸素を放出し、五酸化二ヨウ素I2O5と水になる。水溶液を加熱するとオゾンO3を発生する。
可燃物と混合した状態では、加熱、衝撃、摩擦により、発火又は爆発することがある。
加熱、衝撃、摩擦を避ける。
分解を促す薬品類や可燃物等に接触させない。
注水により消火する。
CrO3
暗赤色の針状結晶
比重:2.7 融点:196℃
潮解性が強く、水、希エチルアルコールなどに溶ける。
強い酸化剤で、約250℃で分解し酸素を発生する。
有毒で皮膚を腐食させ、水を加えると腐食性の強い酸となる。
アルコール。ジエチルエーテル、アセトンなどと接触すると爆発的に発火することがある。
熱分解によって生じた酸素は可燃物の燃焼を助ける。
加熱を避ける。
可燃物、アルコールなどの接触を避ける。
容器は鉛などを内張した金属容器などを用いる。
注水により消火する。
PbO2
黒褐色の粉末
比重:9.4 融点:290℃
水・アルコールに不溶。多くの酸やアルカリに可溶。金属並みの導電率を持つ。毒性が強い。
光分解や加熱により、酸素を発生する。
塩酸と熱すると塩素を発生する。
加熱を避ける。
注水により消火する。
NaNO2
白色ないし淡黄色の固体
比重:2.1 融点:271℃
320℃で分解する。
吸湿性が有水によく溶ける。
水溶液はアルカリ性を示し、酸により分解して三酸化二窒素N2O3を発生する。
可燃物と混合されていると発火することがあり、その燃焼は急激である。
アンモニウム塩類又はシアン化合物は爆発の危険性がある。
加熱、衝撃、摩擦を避ける。
異物の混入を避ける。
容器は密栓する。
注水により消火する。
Ca(ClO)2・3H2O
白色の粉末
比重:2.4 融点:100℃
空気中の水分と二酸化炭素CO2により次亜塩素酸HClOを遊離するため、強烈な塩素臭がある。
吸湿性がある。
150℃以上で分解して酸素を発生する。
酸により分解する。
水と反応して塩素水素ガスHClを発生する。プールなどの消毒に使用されている。
光や熱により分解は急激に進行する。
可燃物、還元剤、特にアンモニウム及びその塩類との混合物は爆発の危険性がある。
水溶液は容易に分解して酸素を発生する。
加熱、衝撃、摩擦を避ける。
異物の混入を避ける。
容器は密栓する。
注水により消火する。
C3N3O3Cl3
白色の粒状又は錠剤
水に溶解すると、加水分解して次亜塩素酸を遊離する。
常温で単独存在する場合は安定している。
酸、アルカリ、有機溶剤及び可燃物と混合した状態では、加熱、衝撃、摩擦により発火、爆発することがある。
加熱、衝撃、摩擦を避ける。
異物の混入を避ける。
容器は密栓する。
注水により消火する。
K2S2O8
白色の結晶又は粉末
比重:2.5 融点:195℃
約100℃に加熱されると酸素を放出して分離する。
水にはわずかに溶け、熱水には溶ける。
非常に燃焼促進性の強い物質であり、可燃物と混合すると発火しやすく、激しく燃焼する。
乾燥状態で冷暗所に保管し、可燃物や分解を促進させる物質との接触、混合を避ける。
容器は密栓する。
注水により消火する。
NH4BO3
無色の結晶
加熱すると、約50℃でアンモニアを放出し、さらに加熱すると酸素を放出する。
濃硫酸と接触すると酸素を発生する。
可燃物と混合された状態では、容易に発火し、激しく燃焼する。
加熱、衝撃、摩擦を避ける。
異物の混入は避ける。
容器は密栓する。
注水により消火する。
小テスト(答えはテキストを見直すこと)
○か×かで答えよ。
1.メタ過ヨウ素酸水溶液は、加熱すると酸素を放出する。
2.二酸化鉛は、水やアルコールに溶ける。
3.亜硝酸ナトリウムは、プールの消毒に用いられる。
4.ペルオキソホウ酸アンモニウムは、加熱すると水素を発生する。
5.三酸化クロムは、黒褐色の粉末である。
6.二酸化鉛は、水に溶けアルコールには溶けない。
小テストの解答は自分で調べましょう。
解答で答え合わせをして、「正しかった、間違っていた」で終了するのが悪い勉強法です。
正答も誤答も調べることで、記憶が促進されます。
なお、小テストはWebページだけに掲載されています。
まとめで知識の整理をしましょう。
この区分だけで8品9種も物質があります。ここをどう処理(勉強)するかによって、合否の大半が決まります。
全て記憶してしまえれば越したことはないですが、それは無理があります。しかし、安心してください。「その他のもので政令で定めるもの」からの出題は少ないです。色が特徴的な物質、加熱するとオゾンを発生するメタ過ヨウ素酸、プールの消毒に使用される次亜塩素酸カルシウム、加熱するとアンモニアを放出するペルオキソホウ酸アンモニウムなどを覚えておけば、まず大丈夫かと思います。(保証は致しかねます)